2022.01.21 [プレスリリース]
PSPとNOBORIの合併について
本日、PSP株式会社(東京都港区、代表取締役:八木 裕子、以下「PSP」)と株式会社NOBORI(東京都港区、代表取締役:依田 佳久、以下「NOBORI」)は2022年4月1日付で合併する事を合意いたしました。本合併により、PSPが吸収合併存続会社、NOBORIが消滅会社となります。本合併に先立ち、テクマトリックス株式会社(東京都港区、代表取締役:由利 孝、以下「テクマトリックス」)がPSPの株式の過半を取得して子会社化し、合併後のPSPはテクマトリックスの連結子会社となります。
1. 本合併の目的
PSPとNOBORIは医用画像管理システム(以下「PACS」)の開発、販売を主力事業としています。PSPは400床以上の大規模施設を含む約1,100の稼働施設数を有しており、オンプレミス型システムの販売を主力としています。一方、NOBORIはクラウド型システムの販売に特化しており、中小規模の施設を中心に約1,100の稼働施設数のほぼ全施設でクラウド型システムが稼働しています。事業領域において両社は完全な競合関係にありますが、両社の顧客基盤、技術基盤は補完関係にあります。合併の前提となる資本異動により事業基盤はより強固になり、また両社の強みを持ち寄ることにより、技術面においても製品・サービスのより一層の機能、品質を追求する環境が整います。尚、合併後の新会社は約2,200の顧客を有し、稼働施設数ベースでは国内の22%超のシェアを有する見込みです。
市場におけるシェア拡大のみならず、両社の製品・サービスを統合・集約することにより、システム開発の効率化を推し進め、さらにAI関連事業、一般利用者向けの医療情報サービス、医療データ利活用事業等、新規サービスの展開を加速して参ります。
2. 合併会社の概要
(1) 商号 | PSP株式会社 | |
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(2) 所在地 | 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号 | |
(3) 代表者の役職・氏名 | 代表取締役 依田 佳久、八木 裕子 | |
(4) 資本金 | 1,100,000千円 | |
(5) 決算期 | 3月31日 | |
(6) 従業員数 | 約400名 | |
(7) 株主構成 | テクマトリックス株式会社 | 50.02% |
三井物産株式会社 | 20.00% | |
エムスリー株式会社 | 18.70% | |
大日本印刷株式会社 | 11.28% |
3. 今後の日程
合併決議取締役会 | 2022年1月21日(金) |
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テクマトリックスによるPSPの子会社化 | 2022年2月15日(火)(予定) |
合併効力発生日 | 2022年4月1日(金)(予定) |
4.今後の事業上の取り組みについて
新生統合会社においては、テクマトリックスのグループ会社として、同社の中期経営と整合をとりながら事業計画を新たに策定いたします。統合後、以下が新会社の取り組む重点課題となります。
- (ア)PACS製品における継続的な機能強化及び品質向上
- (イ)相互の強みを活かした両社製品ラインの統合実行
- (ウ)段階的、計画的なクラウドシフトの推進
- (エ)画像診断AI関連事業の戦略的強化
- (オ)両社顧客基盤を活かしたPHR(一般利用者向け)サービスの展開加速
- (カ)医療情報の利活用に関する研究開発強化
- (キ)株主会社との事業シナジーの追求
5. エムスリー株式会社との合弁会社の設立
上記の重点項目のなかで、画像診断AI関連事業の戦略的強化に関連して、新生統合会社はエムスリー株式会社と新たな合弁会社を設立します。本合併会社の設立に関する詳細は、本日付でエムスリー株式会社より公表されたプレスリリース「合弁会社 エムスリーAI株式会社を設立」 をご参照ください。新統合会社PSPは、エムスリーAI株式会社の40%の株式を保有し、AIサービスのクラウド運用基盤、契約医療機関におけるSI及びセキュアなネットワーキング、AI開発事業者のためのクラウド環境等のプラットフォーム技術を提供し、同事業をサポートしてまいります。
6. 本件に関するお問い合わせ (2022年3月31日まで)
PSP株式会社 営業統括本部 販売促進課
Email: toiawase@psp.co.jp又はpromo@psp.co.jp
URL: https://psp.co.jp/
株式会社NOBORI 管理本部
Email: nobori-administration@nobori.ltd
URL: https://nobori.ltd/